負けるな、ようび、愛してる

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from 岡山県西粟倉村

負けるな、ようび、愛してる

西粟倉の「ようび」。西粟倉のスギ・ヒノキで家具をつくるものづくり集団の工房が火事で全焼したのは2016年のこと。幸いにも人的被害はありませんでしたが今までつくってきた家具も、機械も、材料も、場所もなにもかもが燃えてなくなってしまいました。「百年の森林」の傍らでひたむきにものづくりをしていた彼らにとって致命的ともいえるとても悲しい出来事。

そんな彼らに、全国から支援したいという申し出が届きます。「彼らにもう一度ものづくりをしてほしい」、そんな全国からの声を集めて、を“勝手に”応援するプロジェクトが発足しました。それが「負けるな、ようび、愛してる」

復興に心血を注ぐようびのみんなに代わり、この事務局を彼らの友人であるアサイアサミが引き受けました。

ライターという立場で私は、何年も彼らと関わってきて、彼らのソーシャルグッドな取り組みを深く取材してきました。火事に遭ったと訊いたとき、彼らよりも派手に悔し涙を流してしまいました。それほどに燃えてしまったものは、「もの」だけではない、尊いものだったのです。

新規に家具を発注することで彼らにものづくりを持続させる支援が有効だと考え、ようびの家具を「買って応援する」ECサイト「負けるな、ようび、愛してる」も立ち上げました。

負けるな、ようび、愛してる

さらに、すぐ家具を見てほしくて、フリーペーパーもつくりました。また、中川正子さんの写真がすばらしくて、サイズはまさかのA3(笑)。でかくて封筒に入らないという。悲しさよりも黎明の美しさを感じてもらえるような編集をしました。

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いまも、元気にものづくりをしている彼ら。よかったなぁ。

そして、自分のスキルを、誰かのために使うということは、対価をもらうより大事な「仕事」だと思いました。

Client:福武文化教育財団
Art Directector:さとうたかよし
Designer:廣瀬豊
photographer:中川正子
Project Manager&Editor&Writer:アサイアサミ