書籍/The Flats Woods Kiba Story

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竹中工務店の木造建築技術を多く採用した次世代のコーポレートレジデンス『フラッツ ウッズ 木場』ができるまでのストーリーを1冊の本にしました。

そう、とうとう木造建築でビルが建つ時代になったのです。私は、森林をめぐる社会問題を記事として書いてきて、森林と都市をつなぐのは自分のライフワークだと思っている。そして大規模建築にまったく興味がなかった私ですが「まてよ…みんながじゃんじゃん木を使ってくれたら、森林をめぐる経済が健全化するんじゃないか?」と思い、編集させていただきました。

いままで、カルチャーにすることを目標にあれこれをメディアにしてきましたが、今回は、文章を綴ることが森林の健全化に細い糸でも直接的につながっていくことにものすごい喜びを感じました。当事者になれたような。

木という自然の素材を使うことからはじまる工夫と技術と思いを巡るストーリーを、何十人もの人たちから思いを伺い、それを私という器で一度受け止め、丁寧に写真と言葉とレイアウトのアンサンブルで表現する。やっぱり私、こういう本のつくりかたが好きだな、とも思いました。

この本をつくるために、北海道、長野、和歌山、東京、神戸、大分…とにかくいろんなところに行けたのもありがたく。着々と日本中の森を制覇しつつある(笑)

Client:竹中工務店、Deep Japan Lab
Art Directector:Deep Japan Lab
Photographer:福岡秀敏、小禄慎一郎
Editor&Writer:アサイアサミ

書籍/The Flats Woods Kiba Story